できたばかりのボックスがまの反省と練り直し。
展開図が同じだと縫い代も重なってしまうし、キルト芯を使っている分内外の誤差が出るわけですよ。
縫い代の重なりを少しでも減らしたいなーと思うし、試作の芯だとやっぱり潰れかねないなと思うし、
芯は柔めにして、壁部分にポリ芯を仕込もうかなとか、あれこれ思案なのです。
柔い芯なら少し縫いやすくなるし。
ポリ芯は何もぐるりと入れなくても、四つ角だけでもいいかな?
壁ぐるりが50センチくらいあるので、芯の切り出し方によってはだいぶハードルが上がるし、お値段も上がるわけですよ。
(0.5ミリのポリ芯ってなかなかないのだこれが)
そんな感じで設計を練り直すことはままあります。
マイナーチェンジのレベルなんだけど、こうしたらもっと良くなるかも、の試行錯誤だし
(超大型がまなんて7回ぐらい直している)
型紙も浮かばないときは一時間以上白紙のまま唸ってたりもするし、
その上澄みをかっさらって我が物顔をする「模倣」という行為はやはり嫌なものだと思いました。
数日前にツイッターで模倣をネタにしたのもあるのだけど、
かんざしケースはガチで模倣されたことがあるので(それも知人に)
なんとなく思い出してしまうのです。
よく「模倣して恥ずかしくないのか」なんて言いますけども、そんな羞恥心があったらそもそもしないのだろうし、
ついでに矜持も良心も持ち合わせていないのだろうから、そのあたりを説いても無駄なのだろな、と思ったりします。
持ってないものの感覚なぞ解らないですものね。
当時の顛末は追記に。
アタシがかんざしケースをツイッターにアップしてから程なく、
「ツイッターからヒントを得た」との文言とともに、似たような作りのがま口をその方はアップしました。
それは明らかに元ネタアタシだと思うんだけど、
地球の裏側から引っ張ってきたような物言いをされたこともなんとも言えないショックでした。
本人から弁明があったのは一ヶ月以上後のことで、
(そのときに限ってツイッターしばらく見てなかったんですって。知らんけど)
自分用で売り物ではないし、あなたのクオリティにまったく及ぶものではないから、
これが模倣になるとは思わなかった
との弁。
あーごめんなさい日本語がわかりません。
こんなところで、あなたのクオリティが上!とか言われてもまったく響きません。
ていうか問題ってそこじゃないと思うんですよね。
下手くそ(自称)ならどんだけパクってもいいのかよ。違うだろ。それなりに親しくしていた方ですし、事前に一言あればアタシとてなんとも思わなかったと思うんですよ。
むしろ、その人が同じデザインでどう作るのかを見たいと思ったと思います。
その方にとってアタシは「ツイッターからヒント」で済ませてしまうような名も無き存在だったのか。
ていうかこの人、ちょいちょいそういうのツイートしてるけど、それってちょいちょいどこかのアイディアをかっさらってきているということではないの…?
ものつくりびとですよ、その人。
思い返すとあれもじゃないかこれもじゃないか、というのが噴出してきて、あーーーーーってなりました。
対象がアタシだったからはっきり自覚しただけで、他の人も同じような目にあってるのを知ってしまいました。
あー、
そっか、
そういう人なのか。
その方の作るものが素敵だと思うことはままあったんですけども、冷めました。
いろんな意味で。
まあ…見る目、変わりますよね。
スポンサーサイト